日本・ロシア音楽家協会 ЯРOM
Japan-Russia Society for Musicians Японо-Российское общество музыкантов
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日本ユーラシア協会機関誌『日本とユーラシア』2024年12月15日号より

創立の魂受け継ぎ、発展を

日本・ロシア音楽家協会 会長 岸本 力

「日本・ロシア音楽家協会創立40周年記念コンサート」を開催させていただきました。4時間にも及ぶ長時間のコンサートになりました。

声楽部会、器楽部会からはお得意な曲を、作曲部会からは、今回の記念コンサートの為の新作初演(二宮毅氏、福田陽氏、島田萌氏、久行敏彦氏らの作品)他2曲が演奏されました。

また学術部会からは、千葉潤氏、安原雅之氏らが曲目解説の執筆にあたりました。特に第4部のコンサートの締めくくりに、芥川也寸志作曲「弦楽のための三楽章」など3曲が、日本ロシア音楽家協会40周年特別演奏会弦楽オーケストラと、指揮の浅香満氏、久行敏彦氏によって演奏され、華やかに終える事が出来ました。

ところで今回の記念コンサートに当たり、ロシア音楽を研究し演奏する我々にとって、ロシアによるウクライナへの悲惨な軍事侵攻は、政治と音楽が別と訴えても、なかなか理解されない時世となり、困難になりました。しかし我々はロシア音楽を愛し続ける者同士が、今一度団結して、ロシア音楽の魅力を皆様にお伝えするためにも、この記念コンサートを実現させていただきました。

今回の企画・運営は膨大な量でしたが、すべての会員と事務局とで行いました。約50名に及ぶ出演者になりましたが、無事に終わりました。

今回のコンサートを、新たな始まりとして、故芥川也寸志氏らが立ち上げた魂を受け継ぎ、当協会が益々発展し続けたいと願っています。


多彩な作品と演奏者

40周年コンサート開く 日本・ロシア音楽家協会

日本・ロシア音楽家協会創立40周年記念コンサートが、11月16日、めぐろパーシモンホール大ホールで開催された。日本ユーラシア協会も後援団体の一つとして、機関紙で広報、会員への宣伝物送付などの協力をした。

今回のコンサートは、夕方から夜までの4部構成で、39名の音楽家協会会員が参加、終演まで4時間に及んだ。

演奏曲は、チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチほかロシア、ソヴィエトの作曲家と音楽家協会の創立に貢献した芥川也寸志や現会員の作品で構成された。器楽曲や声楽曲、また、第4部では弦楽オーケストラを編成するなど、多彩な作品と演奏者による演奏会となった。

また、プログラム解説や協会の歴史などを掲載したパンフレットが販売された。


日本・ロシア音楽家協会

1984年、日ソ音楽家協会の名で創立。当時のソ連作曲家同盟議長のティホン・フレンニコフと初代運営委員長芥川也寸志の親交をもとに、両国の音楽作品の交換演奏を中心とする音楽文化交流を目的とした。ソ連崩壊後、現在の名前に変更、旧ソ連邦諸国との新たな交流活動に入る。作曲部会・声楽部会・器楽部会などの企画コンサートや公開レッスン、学術部会を中心に公開講座やシンポジウムなどを主催。